家の「残り物には福がない」はなし

住まい便り

 「残り物には福がある」ということわざがあります。改めて調べてみると、「他人を押しのけて手にするよりも、遠慮深い人に幸運が訪れる」といった意味だそうです。てっきり余った物の方に福があると思っていたのですが、譲り合う精神に配慮した意味だったようです。

売れていない家は買ってはいけない?

本題です。皆さんも中古や新築の分譲住宅を探していて、「この物件まだ売れてないなー」と思う時があると思います。売れない理由にも様々あり、中には掘り出し物的な物件もあるのですがこれを見分けるには不動産や建築的な知識が相当深くないと高い確率で失敗します。しかし、人によって立地が大事、間取りが大事、それぞれ事情があると思いますので一般的な残り物物件の見分け方を紹介します。

買ってはいけない度:高

・3ヶ月以上売れ残っている
売り出してから3ヶ月以上経っている物件は、相当な理由があって残っています。立地や間取り以前に数ヶ月も売れ残っている場合は専門家と一緒に内覧することがオススメです。

・値引額が売り出し当初から3割以上値下がりしている
住宅販売の利益率は3割〜4割程度と言われています。もしこの範囲を超えた値引きの場合、販売会社としては利益なしでも手放したいと思っている可能性が非常に高いです。それだけ売れない理由があるということなので、こちらも専門家の立ち合いの下で購入判断をしましょう。

買ってはいけない度:中

・販売会社が途中で変わった
売り出し中の物件で旗や看板を置いている物件が多いと思いますが、注意して観察していると、いつの間にか違う会社が販売をしていることがあります。理由は色々と考えられますが、最初の販売会社が白旗を上げてしまったため、違う会社が集客等を含め引き継いだ可能性があります。それだけ売れにくい物件、理由があると考えられます。

・壁紙がダサい
ダサい。というのは個人の感じ方があるので感覚値にはなってしまいますが、時々ものすごく変な柄、時代に合わない柄の壁紙を貼っている物件があります。人気がない壁紙は在庫処分等で安く上がるため、物件内覧では何よりも壁紙に注目してみてください。
壁紙は元々がとても安いので、コストカットの極地でもあります。壁紙にまでコストカットが及んでいる場合は、それ以外の材料にもかなりコストカットが及んでいるケースがほとんどです。安かろう悪かろうのパラメータになり得ると思っています。

買ってはいけない度:小

・2500万円以下の物件(※エリアによる)
地域の相場に比べて1割程度安い物件は、少し注意が必要です。土地の価格は大きく変わらないとすれば価格差は上物に影響します。コストダウンは企業努力の賜物ですが、行きすぎると返って不便を被ってしまいます。例えば、品質が悪い施工業者に頼んでいるケースや、安全性等の確認できない材料を使用していたりと、不安は多く付き纏います。
そもそも30坪程度の建物は原価で1000万円前後のことが多いので、土地が1500万円としても利益が出ないのです。土地が極端に安いエリアでない限り、2500万円を下回る物件というのは第三者的に見て「不思議」で仕方ありません。

まとめ

家を探しているうちに、気付いたら「家を買うこと」が目的になってしまっている場合も少なくありません。ご家族以外にも専門家に依頼して、今本当に買うべきか、自分たちにとって必要な家はどんなものか考え直してみては如何でしょうか。

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