テレワークスペースの整え方

住まい便り

 ご相談に来られる方の9割はテレワークを実施されているということもあり、ご要望にも仕切りができる小部屋が必須となってきました。先日の賃貸物件でもテレワーク用のスペースがありました。

ほとんどの方がノートパソコンで作業されているようなのですが、作業台となるカウンターの奥行きで困っているという方がちらほらいらっしゃったので紹介します。

手軽だが奥行きが足りない450mm

 プランニングをしていると通常のモジュールの半分にあたる455mm(在来工法は910mmがグリッドの基準)でカウンターを設置することが多くなります。実際には壁の厚みなども考慮するので、カウンターの奥行きは400mmか450mm程度になります。この奥行きの難点は、小型のノートパソコンでも底面が250mm程度あり、画面を斜めに開くと300〜350mm程度になるため、手元にほとんどスペースが残りません。

 筆記用具や紙などは真横におかねばならず、カウンターの端が手首に当たって痛かったりと個人的には不便だと思います。プリンターなども奥行きが足りず若干はみ出てしまうので、結構邪魔で気になるという声も聞きます。

本格的な作業には奥行き600mm以上

 パソコンと同時に手元で筆記用具やサブディスプレイを使用する際は奥行きが600mm以上あると快適です。実際コクヨなどが発売している事務用品の多くは700mm以上がスタンダードです。しかし、住宅の限られた空間で700mmは致命的に大きいです。ゆとりのある住宅であれば良いのですが、25坪〜30坪くらいの間取りではカウンターのために無駄な空間を造らなければならないのでデメリットの方が大きくなってしまいます。

 電気・照明設備も合わせて検討

 テレワークスペースでもう一つ大事なのが電気と照明です。コンセントは当然ですが、仕事でインターネット回線を整備したい場合は無線ではなく有線での接続が有効です。ビデオチャット系のアプリケーションはかなり負担がかかりますので、円滑なコミュニケーションを維持するためにも必須の検討事項ですね。

 また、照明も電球のタイプは慎重に選びましょう。お洒落重視でオレンジ色(電球色)を選ぶ方もいらっしゃいますが、字を読んだりする時は白色(昼光色)の方が向いていると言われています。テレワークと趣味のスペースを兼ねる際は、調色が可能な電球や照明器具を選ぶと良いです。

余談ですが、壁紙は白い方が顔色がよく見えるのでオススメです。黒やグレー、ブルー系のはっきりした色をアクセントで選ばれる方が多いのですが、若干顔色が暗く見えやすいので、特に営業系でリモート商談がある方はご注意を。ロールスクリーンを設置することもできますが、上げ下げが手間になるので下げっぱなしという話もよく聞きます。

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