気になるyoutube動画:告発系

住まい便り

たまたまオススメに上がってきた動画です。内容としてはヘーベルハウス(旭化成)が過去に施工した建物の施工不良や、それについての問答がドキュメンタリー形式にまとめられている感じです。

 ※動画の賛否についてはコメント欄を参考にして下さい。

この動画から学ぶこと

 施工不良だとか、施工ミス、隠蔽というのは大小含め、残念ながら建築業界では日常茶飯事です。小さい会社だから、大手だからということも関係ありません。故意でない場合も当然あります。家がその役目を終えるまで気づかれない事もたくさんあるでしょう。
 一つ言えるのは、誰しも被害者になる可能性があるということです。一般の方には断熱材がどこに施工されてなければいけないとか、難しいことは正直分かりません。わからないからこそ、プロに任せているわけであって、そのプロが「大丈夫」と言ってくれたら信じてしまうのが普通です。でも「まさか自分の家が」となってからでは遅いのです。

設計施工一貫の脆さ

 ハウスメーカーや工務店の売りでもある自社設計自社施工の仕組み。おそらく99%の会社が、実際には自社での施工ではありません。もし本当の意味で自社施工というのなら、基礎や屋根、大工、クロスなどのあらゆる関係業種について自社にて職人を雇用している形であるはずです。
しかし、実際には元請け、下請けという言葉があるように、発注者の下にそれぞれの業者が所属している状態ですから自社にて全てを完璧に管理することは不可能です。
加えて、同じグループ内での施工となると「なあなあ」になってしまう部分はどうしてもあります。ミスがあっても施主には報告せず、仲間内で内々に収めてしまうということが実際起きているわけです。(今回の動画もおそらくその類ではないかと推測できます)

緊張感は大事

 設計事務所をやっていると、設計監理と施工は切り離されています。もしお施主様が住んだ後、なんらかのトラブルがあった時の責任区分をはっきりさせておく必要があり、それがお互いにとってリスクヘッジになるからです。
当然、設計事務所は設計監理料を直接頂いて監理を行いますから責任は大変重いです。もしもの時、お施主様の思いや支払いに対する対価として、現場のミスを「なあなあ」にはできません。

 お施主様が頻繁に顔を出す現場はあまりトラブルが起きません。それは現場にいる誰もが「この人のために頑張ろう」と明確な目標を見つけることができるからです。残念ながら、頻繁に現場に来ることができないことの方が多いのですが、代わりに現場を監理する者として現場で作業をしている職人さんたちが目標を見失わないような工夫を心がけるばかりです

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