家相は信じた方がいい?

相談事例

 みなさん家相は気にされるでしょうか?経験上、全く気にしない人とかなり気にされる人がそれぞれ1割。残りは確認すると「じゃあ見てもらえますか」「鬼門だけ避けてください」というライトな層が8割です。この家相と間取りの関係について紹介します。

家相とは

 家相と言われると「風水」を連想される方もいらっしゃるかと思いますが、少し硬く捉えると家相は環境学という学問なのです。一時期、風水の専門家が家の運気を調べるバラエティ番組を毎週やっていたので、そこで家相という考え方を知った方もいるはず。

 方位盤という道具を使って家の吉凶を調べる方法は中国から伝わったそうです。平安京の建設にも使われたとか使われていないとか諸説ありますが、日本に持ち込まれてから独自に進化してきたそうです。

ちなみに風水は土地の吉凶、家相は家屋の吉凶と認識しております。(間違っていたら誰かライトに教えてください。)

 実は合理的な家相の考え方

 私が8割の方にお話しする家相の話しが2つあります。

 一つ目は、時代との関係です。家相の考えが重宝されていた時代には今のような設備はありませんでした。例えば換気設備やユニットバスなどです。これらの工業製品によって衛生環境は飛躍的に向上しました。昨今は新型コロナウイルスが感染拡大していますが、家相や風水が重んじられた時代には日の当たらない暗い空間はジメジメとして陰気な場所だったと想像できます。この日の当たらない場所に水回り(風呂やトイレ)があったら、なんだかよくない病気にかかりそうですよね。水洗式のトイレが登場したのはもっと後の時代ですから、衛生面の悪さから統計的に北側の水回りは分かりやすくNGだったでしょう。現代では衛生環境はかなり整備がされ、よほど条件が揃わない限り北側の水回り設備を起因とした病にかかることはないと言って良いでしょう。
 ちなみに、プラン上で便器や洗面器、浴槽が鬼門を避けていれば「まあOK」という非常に理解のある通説がありますので、鬼門だけは…!と言う方は相談してみましょう。

 二つ目は、「家相よりも暮らしやすさを優先しましょう。」と言うことです。これは家相を全く無碍にしろと言うことではなく、間取りで迷ったら暮らしやすさや使い勝手を優先しようという一つの判断基準です。北側の水回りの例のように、現代では世の中にある多くの間取りが北側に水回りをまとめるようになっています。もし家相を一つの学問として捉えて、統計によってそれが導かれているのであれば、家族構成や家の大きさ、間取りの作り方も変化してきていますから、統計の結果は異なるものになるでしょう。

 家相のために何かを我慢すると言うのは本末転倒な気がします。使いやすさを優先した上で、家相の気なるところに対策をすれば良いのです。(家相、対策で調べるとたくさん出てきます。)

稀に間取りを見て「夫婦共に短命に」とか「ブラック企業に就職」といった妙に具体的な不幸を煽られた相談例がありましたが、ちょっと「家相さん便利すぎないか…」と思わされることが時々ありました。

結局は人それぞれ

 風水や家相はオカルトではありません。冷静に読み解くと合理的な背景があることがわかります。しかし、現代に合わない解釈となっている割合が高いのも事実です。どうしても家相に完璧な対応をしたいというお施主様は家相専門の設計をやられている事務所が全国にありますのでお話しを伺ってみてください。普通のメーカー等に頼んでも気苦労ばかりが増えて運気が下がりそうです。考え方は人それぞれですから、相性の良い人と一緒に考えるのが吉でしょう。

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