愛犬のための床選び

住まい便り

 昨年は猫派が犬派を上回った年でもあるわけですが、昨今コロナ禍で自宅にいる時間や空間の使い方が変化して、ペットを購入される方は増えていると聞いたことがあります。

 先日も可愛い三匹の小型犬を飼われているお施主様との打ち合わせで床材の選び方について話題になりました。犬派ということもありますので、犬にフォーカスした床材の選択について記します。

滑る床は危険

 滑ったら危ないのは当然ですが、犬の場合は足腰の病気についてもリスクを考えなければいけません。ペット保険のアニコムさんがまとめたレポートでも膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアなど、比較的小型の人気犬種に多い怪我・病気の原因は滑りやすい床とされており、長く健康に一緒に過ごすために無視できない要素なのです。

家側の対策

 住宅の仕様で床の滑りを対策してみましょう。一般的な床材はフローリングですが、表面に光沢があるツルツルしたもの、傷がつきにくいような表面加工のものは避けましょう。後からコーティング材を塗るケースもありますが、コストがかなり上がる点は要注意です。お勧めはタイルカーペットで、敷き込みも簡単で汚れてもその部分だけ交換すれば良いのでお手入れも比較的楽な方です。近年はペット用の防汚防傷仕様の畳がありますので、和のテイストを選びたいときに最適です。全体的に言えることですが、犬の目は人間と違い赤や緑を見分けるのが苦手です。黄色や青が鮮明に見えるようなので、床の色選びからおもちゃも含め少し気にして見ると良いかも知れませんね。

犬側の対策

 補助的ですが、犬の足にも工夫することができます。基本的なところで足の爪、足裏の毛を刈る普段のお手入れでもOKです。さらに足裏に塗る滑り止め効果のあるワックス材、犬用の靴下を履かせることでも対策になります。性格によっては嫌がって履かない場合もあるので、無理に履かせるよりは床材などを工夫してあげた方が良いのかな、と感じています。

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