コウモリが鳴いていませんか?

住まい便り

 コウモリというと暗い洞窟の奥に住んでいて都会暮らしの方には縁がない動物のイメージですが、近年は住宅街に住み着いている例が数多く存在します。夕方に空を見上げると素早くクルクルと飛んでいる小さな影、これはイエコウモリ(アブラコウモリ)という種類です。

 イエコウモリはとても体が小さく、体長が3センチ程度、重さは15グラムと大変小型な種類で隙間があれば家の中に進入してしまいます。家の中と言っても部屋の中ではなく、小屋裏など目に見えない場所がほとんどで気づかないうちに繁殖しているケースもあります。

 鳴く時間帯は20時から明け方までが多く、甲高い声に目を覚ましてしまう方もいらっしゃいます。一度存在に気づいてしまうとそれ以降ずっと気になってしまうので駆除したい気持ちも山々なのですが、法律でコウモリを勝手に捕獲することはできません。事前に行政機関への申請が必要です。どうしても気になって仕方ない方は専門業者へ依頼されることをお勧めします。

 事前にできる対策としては、屋外に付けるガラリと呼ばれる通気口のカバー部分に防虫ネット有の商品を選定することや、メンテナンスしやすい屋根裏構造、点検口の位置を設定すること、建物と外気の隙間をなるべく小さくすることが考えられます。特に体の小さなイエコウモリは2cmもあれば余裕で侵入してきますので屋根周りの細かい納まり関係はよく確認しておいた方が良いです。

 また、経験上ですが外壁や屋根などの外装材が土由来の素材を使用している場合にコウモリ被害が多いように感じています。外壁で言えばサイディングよりも吹き付け系、屋根で言えば金属屋根よりも瓦屋根の方が好まれる傾向に有りそうです。(特にこれと言った根拠は有りませんが…)

 分譲住宅などで完成から日が経っている物件も注意が必要です。人の出入りが少ないと警戒心も薄れていき、そこに住み着いてしまう可能性も高まります。入居前のクリーニング時に小屋裏の様子も確認してもらうよう伝えておくと良いです。

関連記事

最近の記事

TOP